会計人コースWebに記事を寄稿しました!

全経簿記上級合格体験記

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みなさん、こんにちは。ひろりんです。

さて、今日は全経簿記上級の合格体験記です。
全経簿記上級は個人的にはすごくオススメの資格です。

目次

全経簿記上級 合格体験記

まず、この資格自体を知らない人が多そうなので、紹介しておきます。
実は簿記の資格といっても、1つだけではないんですね。
一般的に簿記の資格というと、日本商工会議所が主催している「日商簿記」を指すと思います。

ではその他の簿記の資格には何があるのか?
日商簿記の他には「全経簿記」、「全商簿記」などがあります。
あと、北関東簿記?なんてのもあるみたいです。
ざっくりいうと、全経簿記は専門学校向け、全商簿記は高校向け、みたいな感じですが、厳密に分かれているわけではなく、誰でも受験できます。

で、本題の全経簿記ですが、最上級は1級ではなく「上級」になります。
位置付けとしては、日商簿記1級と同等レベルとされています。
試験範囲としても両資格はほぼ同じなので、日商簿記1級の勉強をしていれば、そこから大きく外れることはないと思います。
科目も商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算と同じです。
また税理士試験の受験資格としても、日商簿記1級合格と同様に、全経簿記上級合格も認められています。

具体的な勉強法

私が受験したのは第177回でした。当時の合格率は16.26%でした。

詳細なデータを失念してしまいましたが、合格点280点に対して、286点でギリギリ合格だったと思います。
なんとか一発合格でした(笑)

本試験後の自己採点では260点くらいでしたが、日商簿記1級同様に相対評価の試験で、傾斜配点があったと思われます。

勉強法としては、日商簿記1級のテキストで同様に勉強していれば、問題ないと思います。

全経簿記上級に特化したテキストも販売されていますが、個人的にはわかりにくいと思いました。
それであれば、日商簿記1級のテキストのほうが内容が充実していますし、説明もわかりやすいです。
日商簿記のほうがメジャーな試験であるので、テキストの種類も豊富で、内容も精錬されています。

全経に特化したテキストがなくても、合格には届きます。
はっきり言います。全経に特化したテキストはいりません。

ただし、全経簿記上級は過去問と同じような問題が出ることが多いので、日商簿記よりもさらに過去問演習の効果があります。
徹底して過去問を研究して、繰り返し演習をしましょう!それで大丈夫。受かります!

使用したテキスト類

基本的には過去問題集のみです。ただし、日商簿記1級の勉強も並行していました。

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全経の特徴 1

全経上級の特徴として「理論問題が多い」ことが挙げられます。

そして「会計学」の理論正誤問題では同じ問題がよく出題されています。

問題で書かれた記述について「誤っていれば、その箇所を指摘して正しい記述を書く」という一見難しそうに思いますが、過去問の理論を覚えるくらいにやれば大丈夫なはずです。
全問正解とはいかないまでも7割から8割は取れると思います。

この会計学の理論は全体的にみても点数の稼ぎどころで、ここで点数を確保できないと合格がちょっと厳しくなると思います。
というのは、全経は理論重視の傾向があって、よく書かせるからです。

会計学だけではなく、工業簿記などでも文章を書かせる理論は出題されます。
最近の回では特に、理論重視の傾向が強くなってきたように思います。

でもここでびびってはいけません。
何かキーワードを書けば、部分点がもらえる場合もあります。
頭からひねりだして、必ず何かを記入しましょう。

理論は白紙というのは絶対にいけません。
それだと部分点ももらえず、0点ですからね。必ず書きましょう。

それと、全経の試験後の講評には何度も「誤字脱字」について注意喚起がされています。
採点者に読みやすい字を書く。
これは最低限のマナーですし、読み取れなくて失点なんてもったいないです。


全経の特徴 2

あと日商簿記では出題されない「財務分析」が出題されることがあります。

ただ、これはあまり構えるほどではないです。
過去問で出題傾向を調べておく。あとは簡単な指標を覚えておくだけでいいと思います。
私はネットスクールの過去問題集の冒頭で財務分析が少し説明されていたので、そこで勉強しました。
他のテキスト等では特に勉強していませんでした。

まとめ

受かりやすさでいえば、日商簿記1級よりもはるかに全経簿記上級のほうが受かりやすいと思います。
ただ、相性の問題もあるので、理論がすごく苦手であれば全経簿記上級のほうが難しいと感じる方もいるようです。

しかし、私が全経簿記上級を勉強して良かったのは、理論を勉強することで会計の理解が深まったことです。是非単なる暗記ではなく、理解して覚えてみてください。
そのことによって、日商簿記1級の勉強にも深みが増しました。
いわゆる相乗効果というやつです。

個人的に、仮に税理士試験の受験資格が早く欲しいのであれば、受かりやすい全経簿記上級をオススメします。
最終的に日商簿記1級を目指すのであれば、この全経簿記上級を合間に受けることはモチベーションの維持につながります。しかも受かればさらにモチベーションは上がります。
力試しで受けるのも十分ありだと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ひろりん




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この記事を書いた人

関東在住のアラフォーの男性です。
趣味は読書・企業分析・デジタル勉強法の研究。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • こんばんは。インスタのLICAです。
    早速記事にして頂いたんですね!嬉しいです。参考にさせて頂きます♪
    これからもよろしくお願いします。

  • LICAさん
    どこまで参考になるかわかりませんが(笑)
    わからないことがあればまたコメントでもしてくださいね。

  • ありがとうございます。
    理論が多い部分が少し不安ですが、全経上級も視野に入れてある程度テキスト勉強したら過去問をやってみます。

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