簿記1級合格者がおすすめする「簿記・会計」の理解に役立つ本

簿記1級合格者がおすすめする「簿記・会計」の理解に役立つ本

これまで個別の記事で「簿記・会計の理解に役立つ書籍」を紹介してきましたが、改めてまとめてみようと思います。

ご自身の現状のレベル・目的に応じた書籍をぜひ手に取って読んでみてくださいね。テキストと問題集だけが勉強ではありませんからね。
なお、オススメの書籍については随時こちらの記事に追加していきます。

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初心者向け

会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編

このブログの記事でも何度か紹介している書籍です。
合わせてSNSなどでも紹介しているので、実際に読んだフォロワーさんも「内容がわかりやすい!」と絶賛していました。

簿記・会計をこれから学ぼうとしている初心者の方、またそこから中級者へのステップアップとしても新たな発見がある一冊だと思います。会話調で進み、決して難しい内容ではありませんが、簿記・会計の本質が理解できます。

会計のことが面白いほどわかる本 会計基準の理解編

上記で紹介した「基本の基本」編と同じシリーズの続編です。

前作より踏み込んだ内容ですが、会話調ということと本質をついた内容は変わりません。
具体的には下記のような論点が取り上げられています。このような論点の理解に苦戦している方はぜひ読んでみてください。

  • 過去の会計制度改革の背景
  • キャッシュ・フロー計算書
  • 連結財務諸表
  • 税効果会計
  • 時価会計と減損会計
  • 退職給付会計

日商簿記2級や1級で学ぶ内容も多いですが、それぞれの論点の大枠が理解できるため、今後の勉強にも大変役立ちます。大枠をつかんでから、細かい中身に入るのは勉強の鉄則です。

財務3表一体理解法

貸借対照表と損益計算書、さらにキャッシュ・フロー計算書の3つは重要な財務諸表です。

これら3つが互いに結びつき、ひとつひとつの取引がどのように流れていくのかは意識しないと見落としがちになります。損益計算書で「売上」が計上されると、貸借対照表のどこが変化するのか。貸借対照表で「借入金」が計上されると、キャッシュ・フロー計算書のどこが変化するのか、わかりますか?

また連結財務諸表の解説も内容に含まれているので、この1冊から学べることはたくさんあります。

ストーリーでわかる財務3表超入門

財務3表一体理解法をさらにわかりやすく、ストーリー仕立てにした内容です。

財務3表実践ドリル

「財務3表一体理解法」でも取引の流れに沿って読み進めることができますが、こちらの書籍は実際に手を動かして理解することに重点を置いています。

「財務3表一体理解法」と併用するのもオススメです!

3色ペンで読む決算書

3色ペンで理解するという少し変わった内容ですが、ビジュアルで理解したい方にはこちらもオススメです。

経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本

この書籍もざっくり学ぶには最適な内容です。
読み切るのにあまり時間はかからないと思います。

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中級者向け

中級者向けには比較的分厚い書籍を選んでいます。
頭から通して読むというよりは、必要に応じて「辞書的な」使い方がオススメです。

新・現代会計入門

中級者向けの書籍の中では一番読みやすいかもしれません。
初級者から少しレベルアップしてみたい方はこちらの書籍から読むと、会計のことがさらに面白くなるかもしれません。

財務会計

仕訳の具体例などが豊富な書籍です。また、内容もわかりやすく書かれていると思います。

財務会計講義

この書籍はあまりに有名で、大学の教材に採用されることも多いそうです。また簿記の試験作成にも参考にされたことがあると聞いたこともあります。税理士試験の財務諸表論を学ぶ上でも役に立つと思います。ただ、内容については詳細ですが、表現は少し難しい部分があり、上記で紹介した2冊よりも難しいと思います。

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財務分析

財務3表図解分析法

財務3表一体理解法と同じシリーズですが、こちらの書籍は具体的な企業の財務諸表をいくつか比較しながら、共通点や相違点などが分析・解説されています。

財務3表実践活用法

上記「図解分析法」が読みやすければ、こちらも追加で読むと理解がさらに深まると思います。

「儲かる会社」の財務諸表

SNSでもよく話題にされる書籍で、こちらも上記2冊と同じく、具体的な企業の事例が豊富です。財務分析上達の基本は「数多くの事例に当たる」ことです。

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図解「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書

こちらの書籍は個人的にかなりオススメしています。財務諸表の解説はもちろん、そこからROEなどの各種の経営指標についても丁寧に、わかりやすく解説されています。私も手元に置いて、何度か読み返しています。

”ギモン”から逆引き!決算書の読み方

現役の簿記の講師が書いた書籍です。中身はカラーなので、ビジュアル的にもイメージしやすく読みやすいと思います。

会計士は見た!

やっぱり会計士は見た!

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ヤバい決算書

決算書で読む ヤバい本業 伸びる副業

こちらの内容は、以前にレビュー記事でも詳しく書きました。これまでイメージしていた本業がすでに存在しない企業事例など、とても興味深く読むことができると思います。興味がある方はレビュー記事もぜひ読んでみてくださいね。

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

ざっくり分かるファイナンス

財務諸表分析

「財務会計講義」と同じ著者ですが、こちらの書籍は比較的内容も平易で読みやすいと感じると思います。個人的にオススメの一冊です。
また、ビジネス会計検定のテキストが難しい場合も、この書籍を併用することで理解が深まると思います。

新・企業価値評価

私が持っているのはひとつ前のバージョンですが、全体的な構成は同じだと思います。購入するならこちらの新しいバージョンをオススメします。事例も豊富で、企業価値の算定など、より深い知識を吸収することができます。

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小説など

少し変わった角度からのアプローチです。

会計天国

突然、事故死した経営コンサルタントの北条。そこに現われた黒スーツ姿の天使・Kが提案したのは、現世に復活するチャンスだった。ただし、人生崖っぷちの5人を、会計ノウハウを使って幸せにするという条件付で…。北条は無事に娘の結婚式に出席することができるのかー。初心者でもわかる、仕事で役立つ決算書&会計知識が満載の、今度こそ最後まで読める実用ビジネスノベル、待望の文庫化!
(「BOOK」データベースより)

会計関連のオススメ小説とすぐに思いつくのが、この「会計天国」です。
少し簿記・会計を勉強した方なら、すんなり読めると思います。しかも面白いです。とにかくオススメです。

稲盛和夫の実学

バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
(「BOOK」データベースより)

アメーバ経営

大きくなった組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分けて独立採算することで、現場の社員ひとりひとりが採算を考え、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現するー。会計の常識を覆す、独創的経営管理の発想と仕組みを初めて明かした「門外不出の書」、待望の文庫化。
(「BOOK」データベースより)

稲盛さんが書かれた上記2冊はもはや名著と言えると思います。独特なアメーバ経営について書かれていますが、会計を勉強する上でも非常に参考になると思います。

生涯投資家

この書籍は本当に面白かったです。主に「株主」の立場から書かれたものですが、会社は誰のものなのか?考えさせられる内容です。

なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?

アイドルの衛藤美彩さんが関わっている書籍で、会話調で進む話です。終盤は意外と深い会計の話に及ぶので、少し難しい面もあるかもしれません。しかし、少し変わったアプローチなので、楽しく読むことができると思います。

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まとめ

かなり多くの書籍を紹介してしまいました。

この中から自身のレベルや興味のあるものから、ぜひ選んでみてください。試験勉強を目的としたテキストや問題集以外にも、このようなすばらしい書籍がたくさんあります。普段のテキストとは違ったアプローチで簿記・会計などを知ることで、知識に深みが生まれますからね。

ひろりん