漢検に関する記事のアクセスが増えてきていることもあり、日本漢字能力検定2級(以下、漢検2級)の合格体験記を書こうと思います。
漢検2級 合格体験記・勉強法
まずは漢検2級のレベルを確認しておきましょう。
合格率はおおよそ20%前後です。
合格率が低いように思いますが、おそらく学校などで(あまり勉強せずに)強制的に受験させられる人もいるからかもしれません。しかし、きちんと勉強してきた人の合格率はかなり高いと思います。
そして社会人であれば漢検2級のレベルはクリアしておきたいところです。
いくら字を書く機会が減ったとはいえ、PCなどでひらがなを漢字に変換するにしても正しい漢字の知識は必要です。テキストなどを見てもらえるとわかりますが、2級の漢字はよく見かける漢字ばかりです。
私の結果
2回目の受験で合格しました。
1回目の受験ではほとんど勉強せずに受験したために、受験後すぐに合否はわかっていました。
もちろん不合格です。ちなみに1回目の受験は今からおおよそ10年前だと記憶しています。
以下が設問別の得点です。
1回目の受験時はたしか100点も届かなかったと思いますが、やはりきちんと勉強すればそこそこ得点できるものです。合計189点で合格しました。
設問 | 得点 / 満点 |
読み | 29点 / 30点 |
熟語の構成 | 20点 / 20点 |
部首 | 8点 / 10点 |
四字熟語 書き取り | 20点 / 20点 |
四字熟語 意味 | 10点 / 10点 |
対義語・類義語 | 16点 / 20点 |
同音・同訓異字 | 20点 / 20点 |
誤字訂正 | 10点 / 10点 |
漢字と送りがな | 8点/ 10点 |
書き取り | 48点 / 50点 |
合計 | 189点 / 200点 (155点以上で合格) |
勉強期間
1回目の受験はおおよそ10年前ですから、以前の知識はもちろんありません。
一から勉強しなおしです。
2回目の勉強期間は約3週間でした。1日平均1時間~1時間半だったと思います。
漢検CBT
漢検には年3回の公開試験日があります。
しかし、2級まではCBT受験といって、指定された場所でコンピュータを使用した受験もできます。自身に都合の良い場所を検索して申込み、受験することになります。
CBT受験の詳しいことは以下を確認してみてくださいね。
かくいう私もCBT受験を選択しました。それは自分の学習計画で受験できて、かつ合否も10日前後で判明するからです。
CBT受験する前は「コンピュータの操作は難しいのかな」と少し不安に思いましたが、ペンの反応もよく心配はありませんでした。受験する環境も少人数で、公開試験よりも落ち着いて試験にのぞむことができたので、むしろCBTのほうが良かったくらいです。
使用テキスト
使用テキストは2冊でした。
この2冊をマスターすれば合格できると自負しています。
上記のテキストを中心に勉強しました。
この旺文社のテキストはとても見やすくてオススメです。
さらにこちらもオススメです!
こちらのテキストはサブで使用しました。コンパクトなテキストなので、隙間時間に気軽に使用すると良いと思います。
勉強のコツとしては「テキストのアタマからやらなくてもよい」ということです。
自身がやりやすい学習項目から勉強したほうが漢字も覚えやすいです。何よりそのほうが継続できて、楽しいです。
おそらく部首と四字熟語が勉強しにくいと思います。そこを避けて他の項目で点数を稼いで合格するか、あえて苦手項目を克服して合格するか。2級に関しては、それらのどちらでもよいと思います。合格するだけであれば前者で、今後使える知識を勉強するなら後者でしょう。
オススメアイテム
最後にオススメアイテムです。
漢字の練習には実際に「書く」作業は欠かせません。
その時に何を使いますか?ノート?コピー用紙?広告の裏?
そんな時にオススメのアイテムがあります。「ブギーボード」というアイテムです。書いたらボタン一発で全部消去できます。詳しくは別途レビューも書いているのでぜひ読んでみてください!
まとめ
テキストは2冊を中心に、きちんと勉強すれば合格できる難易度です。
社会人として恥ずかしくない漢字の能力を身につけるには漢検2級レベルがマストだと思います。
ひろりん
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