日商簿記1級合格体験記 前編

日商簿記1級合格体験記 前編

みなさん、こんにちは。ひろりんです。

今回と次回の2回に分けて「日商簿記1級」の合格体験記・勉強法を書こうと思います。
当初、1回で書こうと思いましたが、いろいろ考えて2回に分けました。
具体的には前編を「停滞期」、後編を「合格期」として期間で分けて書こうと思います。

今回は前編「停滞期」についてです。

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合格体験記<停滞期>

まず前提条件として、私の経歴、背景などを書いておきますね。

  • アラフォー男性、文系出身であり、数学など理系科目には苦手意識がある。
  • 比較的、勉強には時間を取れる環境にあった。
  • 日商簿記2級の取得から1級の学習を本格的に開始するまで10年弱の期間が空いていた。
  • 1級の学習について、市販のテキストと問題集で独学を中心にしてきた。
  • 1級を勉強する過程で、税理士試験の簿記論と財務諸表論も受験した。
  • メーカーの生産管理経験があり、工業簿記での工場のイメージが容易にできた。
  • 経理経験はなし。
  • 勉強が好きである。

このような経歴、背景などがありますので、自身の状況と重ねながら読むと何か得られるものがあるかもしれません。

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2度の挫折から、なぜ1級を取得しようと思ったのか

端的にいえば「2級じゃ満足できなかったから」です。

どうせなら1級を取得して、そこからの景色を見てみたい。何か変わるだろうか。
と、思い、いざ1級の勉強を2級取得後にテキスト数ページを進めてみたけど、これが全く意味がわからない(笑)
大抵1級のテキストだと最初にわけのわからない理論がズラズラと書かれていて、そこで面食らいます。
まずはそこを乗り越えられるか、もしくは避けられるか、ですね。
私はそこを乗り越えられませんでした。で、すぐさま、挫折です(笑)

そして月日は数年が経ちます。

「まず、理論よりも計算だよね」と会計基準である難しい理論を飛ばすことにしました。
テキストでいえば、チャプター2くらいでしょうか。

テキストを読んで、それに準拠する問題集を解いていく作戦です。
問題集を購入して、その作戦を数日試してみました。
ですが、やはりテキストの内容が理解できない、よって問題集も解けない。
問題集の解答解説を読んでも、2級と比べて解説が不親切すぎて、ますますわからない。
で、ここで再び挫折(笑)

さらに数年が経ちます。

もうこの時点で1級の少しばかりの知識なんてすべて忘れて、皆無なのはおわかりですよね?
むしろ、2級の知識も危ういです。

「でも1級取りたいなぁ」なんてぼんやりと思っていたところ、TACから「簿記の教科書」というシリーズが発行されたわけです。
立ち読みしてみると、「ん、なんだかわかりやすそうかも?これなら独学できるかも?」となんとなく1冊購入して読んでみました。

。。。すると、1冊最後まで読めたんです。

これならと、もう1冊、もう1冊と購入し、ついには最後の6冊目まで読むことができました。
でも、この時点では「理解することが目標ではなく、全部読むことを目標」にしていました。
これが良かったのかもしれません。

これが簿記1級の2度の挫折から再開できた経緯です。
そこから「また1級を勉強して、その先の景色を見てみたい!」と思うようになりました。
仕事で役に立つ、とかそういうのは二の次でした。

ただ、この勉強法では合格点70点に対して、60点台までしか伸びず、結果的に合格できなかったわけです。
これを70点にして合格できた話は次回の後編、合格期の話で詳しく書きますね。

停滞期の具体的な勉強法(~60点台)

まず独学で使用したテキスト類です。

  • TAC「簿記の教科書」6冊
  • TAC「合格トレーニング」6冊
  • TAC「あてる」、ネットスクール「ラストスパート模試」
  • TAC「合格するための過去問題集」
  • TAC「出題パターンでマスター過去問題集」2冊
  • ネットスクール「理論対策smartアクセス31」
  • TAC「究極の計算&仕訳集」

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インプット

まずはテキストの通読です。

6冊いっぺんに購入するのではなく、1冊読み終わったら、次を購入する、という感じで目の前にドサーッ!となるのを避けました。
あとこんなにやらないといけないとなると、意気消沈しますから。

この時点では問題集には手を出しません。

まずはテキスト内の例題レベルが解けないと話にならないと思っていたからです。
あと、この時点で問題集に手を出しても自信をなくすだけだと思いました。

自信をなくすのがこの試験での一番の大敵です。
なるべく挫折をしない勉強をするのが、この時点での課題だったように思います。

とはいえ、やはり独学です。テキストだけでは理解できないことも多々ありました。

その部分はネットで調べたり、時には本屋で他社のテキストや専門書などを立ち読みさせてもらって、別の視点でのアプローチで乗り切りました。
ただ、それでも「理解する」というよりは「暗記する」ことに走っていたように思います。

そして、インプットまもない、この時期に1級を初受験することを決めました。
受からないにしても、試験の雰囲気など感じる、良い機会だと思ったからです。

初受験は第135回でした。そこまでの学習期間は約3ヵ月でした。
実際の試験結果は32点です。

自己採点では20点くらいかも?と思っていただけに、案外取れるもんだな、と変な自信がついたのを覚えています(笑)

アウトプット

お試し受験、テキストでのインプットも一通り終わり、いよいよ問題集でのアウトプットです。

この時点でもテキストの例題を完全に解けていたわけではありません。
でもアウトプットに進む必要がありました。

本来であれば、次回の第137回を大本命にして頑張るべきでしたが、なぜかここで勉強のテンションが落ちてしまい、税理士試験を意識してきました。自分でもよくわかりません(笑)
アウトプット自体はのんびりやっていましたが、1級の試験を再受験したのは約1年後の第140回でした。

その第140回の試験に向けて、問題集をとにかく回す、回す!これに尽きました。
TACとネットスクールの予想問題集を解いていて「本番はこんな難しい問題出るのか。。まじか。。」と予想問題集の自己採点では4科目ある各科目10点以下なんてザラでした。

そして、これは後半で書きますが、独学時、過去問題集をかなり軽視していました。

「過去問なんて、一度出てるんだから、もう役に立たないでしょ、それより予想だよ!」なんて思っていた時期もありました。
過去問題集にはほぼ手を付けてないと思います。すごく綺麗でしたから(笑)
後々わかることですが、これがいかに重要なターニングポイントだったのか、ということです。

本試験

そんな状態で、第140回から本格的に受験することにしたわけですが、実はこの第140回を受験する前、「全経簿記上級」という試験に合格しています。

全経簿記上級とは日商簿記1級と同等のレベルの資格と一般的には言われています。
試験に合格できれば、税理士試験の受験資格を得られるという共通点もあります。

この全経簿記上級の試験。合格点は4科目で280点です。
私の実際の点数は確か286点だったと思います。本当にギリギリです。
大本命は日商簿記1級でしたが、その前哨戦として受験した全経簿記上級に合格したことで、ここで勉強も勢いがつきました。

「これは次回の日商簿記1級(140回)、受かるかも!?」

その140回を受験し、ふたを開けてみれば、結果68点でした。

「あと2点じゃん。。」
「でも次回は受かるでしょ」

なんてそれまでと同じ勉強法で、その後の本試験も4回受けました。が、結果はすべて60点台。もうなんなんだ、何が足りないんだ?と思いましたね。そんな時に次の言葉が脳裏をよぎるわけです。

「これじゃ、一生受からないかも。。」

一生というのは言い過ぎかもしれませんが、次回、確実に受かる自信もないし、このままの勉強法ではまた60点台で落ちることはわかりました。

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まとめ

ここまでズラズラと書いてきましたが、これが停滞期の勉強法です。
いろいろツッコミどころがあると思います。

ただ、ここまで読んでいただいて、「これは自分にも取り入れてみよう」「これはやったらダメだよね」とかの判断材料になればよいと思い、可能な限り、頑張って書いてみました。

停滞している時期に、いかにそれまでの勉強法に違和感を感じられるか。それをいったん捨てる勇気。

もちろん、効果があったものは継続するべきですが「何がいけないのか」をあぶりだすことは自分でやらないといけません。そして合格までにはいろいろ気付かされたわけですが、それはまた次回の話(後編)として詳しく書こうと思います。

ひろりん

後編はこちら