みなさん、こんにちは。ひろりんです。
周囲でインフルエンザにかかる人が増えてきたように思います。
ピークは過ぎているんでしょうけど、まだまだ寒い日は続きます。みなさんも気をつけてくださいね。
さて、先日、全経簿記上級の試験が行われましたね。
日商簿記1級の前哨戦として受験した方も多かったのではないでしょうか?
全経上級は日商1級と同レベルとは言われていますが、感覚的には日商1.5級という感じがしています。
それと、これも個人的な感覚ですが、全経上級で300点程度取れれば、日商1級の合格に手が届く実力がついているように思います。
あくまで個人的な感覚ですので、異論はあると思います。
全経上級の試験が終わった今、みなさんはどんなことを考えているでしょうか?
大本命である「6月の日商簿記1級」に向けて勉強を再開した方が多いのではないでしょうか。
そういう方のために、ここから日商1級試験まで約4ヵ月の勉強方法について書きたいと思います。
全経上級から日商1級に向けて
まずはスケジュールを見直そう!
全経上級を受験して手ごたえはどうでしたか?
よくできた、できなかった、ケアレスミスしまくった、など反省すべき点もあったかと思います。
もしかしたら自己採点して、もう問題は見てない、なんて人もいるかもしれません。
でもそうであればとてももったいないです。
試験後、何もしていないなら、まずは自己採点しましょう。
時間なくて当日の回答を控えていないなら、当日の計算用紙などを駆使して、回答を復元してみましょう。
回答の復元は時間がかかりますが、確実に力になります。
計算過程を見直すことで、どこで間違えたのか、はっきりします。
また、試験中の思考のクセなどもわかります。
下書きの書き方で、どこが悪いのか、どこを改善すればいいのか、などたくさんヒントが隠されています。
この作業は新鮮であればあるほど効果があります。
その上で、「スケジュールの見直し」です。
これまで学習スケジュールを立てて、それをペースメーカーにして頑張ってきた人もいると思います。
予実管理はしていましたか?
おそらくスケジュールどおりにいっている人は少ないと思います。
全経上級の試験も終わり、そこで改めて自分に足りない点もわかったはずです。
それを加味して、スケジュールを見直し(以下、リスケジュール)してみましょう。
リスケジュールをすることで、計画のズレを修正することができます。
方向性が間違っていれば、どんどん合格から遠ざかっていきます。
リスケジュールはその方向(ベクトル)を再度、合格へ向ける大事な作業です。
他の試験問題の傾向を調査する
これは個人的にはオススメです。
全経上級を受験した人であればおわかりだと思います。
全経上級の試験委員は日商1級の試験を、反対に、日商1級の試験委員は全経上級の試験をお互いに意識していると、私は思っています。
それが問題作成にどう影響するかまではわかりませんが、まったくお互いの問題を見ない、ということはないと思っています。
幸い、資格予備校に請求すれば、直近の問題は入手できますよね。
それと、全経上級と日商1級のほかにも、建設業経理士1級、会計士短答試験、税理士簿記論など、比較的に似ている試験があります。
私はそれらも参考にしていました。
何も問題を解く必要はありません。もちろん解けそうであれば解いてもいいと思います。
ここで言いたいことは「傾向の調査」です。
会計のトレンドは試験委員も気にするところだと思います。
世間で話題になるものであれば、実務にも直結する場合もおおいにありますよね。
建設業経理士試験と会計士試験の問題についてはネットでも公表されています。
税理士試験については、これも予備校に請求すれば入手できます。
問題を解くのが目的ではないですから、ぜひ気軽に問題だけでも眺めてみてくださいね。
そろそろ過去問演習をメインにしていく
これまではテキストや問題集を解くのがメインだったかもしれません。
ここからはできるだけ早い段階で過去問演習をメインに切り替えましょう。
経験上、過去問はできれば3周程度は解いたほうがいいと思います。
それを踏まえて、試験日から逆算すると、そろそろ過去問演習に取り掛かる時期だと感じるはずです。
ただし、圧倒的に基礎力が足りない場合は、テキストなどの比重もまだまだ大きくていいと思います。
その場合は、どこから過去問演習を始めるべきか、きちんと逆算してリスケジュールしてくださいね。
まとめ
ここからの時期は、①リスケジュール②問題傾向の調査③過去問演習開始のタイミングを意識しながら勉強してみてください。
漠然と勉強していて受かるほど日商1級は甘くないと思います。
とはいえ、たまには息抜きをしながら、頑張ってくださいね。
応援しています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ひろりん
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