会計人コースWebに記事を寄稿しました!

第59回 気象予報士試験を受験してきました!

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去る1月29日(日曜日)に第59回 気象予報士試験を受験してきました。

簡易的な受験記録はnoteの記事にしています。

気象予報士試験は2回目の受験です。前回は第58回で学科専門のみ合格しました。本当は学科一般と学科専門の同時合格を狙っていたのですが、学科一般は1点足らずで不合格でした。なので、今回の第59回は学科一般の合格が最優先でした。第58回の受験体験記はこちらの記事をご覧ください。

目次

気になる試験結果

ドキドキするね…

59_result
気象予報士試験結果通知書

お!学科一般、合格だね!やったね!

自己採点で合格基準の11点ピッタリだったので、マークミスとかしていたらどうしよう…と内心ドキドキしていましたが、こうしてきちんと結果通知書で合格を確認できるとホッとしました。

試験直後はSNSなどで非公式な解答が飛び交います。しかし、公式な解答が公表されるまでは本当にわからないのです。通常は試験後10日ほどで公式解答が公表されます。ただ、さらに後日、その公式解答も訂正されるケースもあります。今回も学科専門でそのケースがありました。

なので、非公式な解答で一喜一憂せずに、淡々と勉強を続けていきましょう。

前回結果から学科一般合格までにしたこと

『一般気象学』を活用する

まずは『一般気象学』と過去問との内容の突き合わせです。『一般気象学』は気象予報士試験の受験生なら誰でも知っている書籍かと思います。まだお持ちでない方はぜひ早急に購入されることをオススメします。

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過去問の問題ひとつひとつ、選択肢のひとつひとつについて、『一般気象学』の中のどの箇所(文章)に対応しているのか、細かくチェックしていきます。また『一般気象学』に掲載されている図やグラフも必ずチェックしました。これらはそのまま問題に出ることもあるので、チェックは必須です。

具体的には『一般気象学』の該当箇所にマークをして、そこに出題回を追記していきます。そうすると、頻繁に出題されている箇所があぶり出されてきます。こんなにも差があるものなのか、と驚きます。この作業は時間がかかりますが、ぜひご自身でやってみてください。何度も追記する箇所は自然と覚える、忘れないようになっていきます。

問題を分類する

学科一般の問題は全部で15問。わたしは大きく3つに分かれると思っています。

  • 知識問題
  • 計算問題
  • 法律問題

まず知識問題ですが、暗記すれば対処できるという単純なものではありません。実際の試験では過去問と全く同じ問題は出ないのです。出題者は問う角度を変えてきます。つまり、本当に理解できているのか、を問うてきます。

例えば「中層大気」に関する問題では「対流圏から熱圏までの鉛直図を表示して解かせる」問題や「文章だけで解かせる」問題が出たりします。同じことを聞いていても、少し角度を変えられると間違えてしまうのは、完全に暗記に頼っているからだと思います。

中層大気のこの高度ではなぜこの気温になるのだろう?と思ったら、とことん調べて見てください。調べていくと、ここはオゾン層が関係しているんだな、とかいろいろ出てくると思います。ひとつひとつの知識が結びついて、線になってくると、どの角度から出題されても正解までたどり着くことができます。(とはいえ、これで完璧になるわけではありませんが…)

次に計算問題です。わたしは計算問題については過去問から計算問題だけをピックアップして解いていました。集中的に解くことで傾向がわかります。過去問を見ていくと、1回の試験で2~3問は計算問題が必ずあります。計算問題をすべて捨てたとしても、合格基準には達すると思いますが、他でミスをしたら不合格の可能性が高まります。

自分は計算問題が出たらどう対処するか、戦略を考えましょう。計算問題をすべて捨てる場合、他の問題はほぼすべて正解する必要が出てきます。初見の問題でそれができるかどうか、そこまで完璧に仕上げられるかどうか、自分に聞いてみてください。

そこまで自信がないのであれば、計算問題もきちんと勉強していきましょう。もちろん、過去問の中でも難しい計算問題はあります。ただ、数多くの過去問の計算問題の中から、数問であれば、そこまで完璧に理解できなくても良いとわたしは思います。実際、わたしもすべて理解したわけではありません。

計算問題をすべて捨てるのではなく、過去問に似たような問題が出たら、それは確実に得点できるようにしておきましょう。それだけで合格までの安定感が出てきます。

最後に法律問題です。これはほぼ暗記です。テキストの最後のほうにある法律やネットで検索すれば気象業務法などは簡単に出てきます。ただひたすら覚えましょう。「許可」や「認可」といった間違えやすい語句には気を付けてくださいね。

常識的に考えてこれはダメだよね、という問題もかなりあると思います。最終的に判断に迷うときがあれば、そのときは自身のこれまでの常識に頼って良いと思います。(これは最終手段です。)

そしてひとつ注意したいのは法律の改正があることです。これには普段から情報に敏感になってください。学科専門もそうですが、気象関連の技術や法律は日進月歩で進化しています。気象庁のホームページは頻繁にチェックする、など常に新しい情報を入手しましょう。

分類した問題を集中的に解く

知識問題と計算問題と法律問題に分類したら、それぞれ集中的に解きました。例えば、学科一般の問12から問15までの4問は最近の傾向では法律問題となっています。そのため、毎回の法律問題をピックアップすることで、集中的に法律問題を解くことができます。10回分であれば、法律問題だけで合計40問になりますよね。

そうすると、どんなところが問われるのか、条文のどの部分が問われやすいのか、出題傾向が明確にわかってきます。集中的に、まとめて解くのが大事なのです。同じ論点の問題を解いていくと「あー、またこれね」と感じることが多くなります。この感覚を養いましょう。

またこの方法は苦手分野をなくすことにも役立ちます。私は計算問題が苦手でしたが、集中的に計算問題だけを解きまくることで苦手意識は徐々に薄れていきました。計算式を覚えるだけではなく、例えば、この計算式の分数の分母が変化したら、どうなるのか、など自分でシミュレーションしてみると、わかりやすくなります。

さらに、知識問題でも細分化することができるので、例えば「フェーン現象」の問題だけをピックアップしてみる、「中層大気」だけの問題をピックアップしてみる、などテーマをまとめて解きまくるのもオススメです。

順番に通して解く

問題を分類して、その分類にそって集中的に解いていくことで、実力がついてくると思います。何度も何度も集中的に解いたころ、問1から問15まで本試験と同じように解いてみましょう。制限時間は60分ですが、実力がついていれば40分~50分で解けるようになっているはずです。

そこで合格点が取れるか、というと、それほど単純でもありません。忘れてしまったことやケアレスミスなどで落とす問題も出てくると思います。その問題こそがあなたの「弱点」なのです。

最後は「弱点」をつぶしていく作業になります。ここで、まとめノート・プリントを作っておくと、自身の虎の巻になります。最初から、まとめノートなどを作っていくと、膨大な時間がかかりますが、試験が迫ってきたタイミングで作ると、労力はさほどかかりません。

さいごに

問題を解いていて間違えた問題については、「原因」を必ず考えてください。

曖昧な箇所であれば、それを補強すればいいですし、理解不足な箇所であれば、それを理解するように動けばいいのです。対象がどんなものなのか知らなければ、対策しようがありません。

わたしも次は「実技」を残すのみになりました。さらに厳しい勉強が待っていますが、お互い頑張っていきましょう!

ひろりん

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この記事を書いた人

関東在住のアラフォーの男性です。
趣味は読書・企業分析・デジタル勉強法の研究。

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