みなさん、こんにちは。ひろりんです。
さて、今日は日商簿記1級の商業簿記を解答する際に、チェックすべきことをまとめてみます。
もちろん全経簿記上級でも通用しますので、ぜひ試してみてくださいね。
商業簿記 試験開始時 何か意識していますか?
本試験に向けて、過去問演習を本格的に取り入れてる方も多いのではないでしょうか。
過去問を2周、3周と解くためには、これからはどんどん過去問を解くことをオススメします。
商業簿記は会計学とセットで解くことになりますよね。
そこでまず時間配分を考えなければいけませんが、ここでは商業簿記に約50分かけることにします。
おそらく実際の試験でも50分が現実的な時間配分ではないでしょうか。
そのうえで、商業簿記の試験開始後の約2~3分でチェックすべきことをまとめてみます。
①解答用紙で求められてるのはどんなフォーマットか?
決算整理後残高試算表、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書など、いろいろなフォーマットがありますが、このうち、どれが解答で求められているのか?
すでに金額が記載済な箇所も含めて、事前に確認しておきましょう。
後々、解答に関係ない、余計な計算をしないために有効な作業になります。
②決算月はいつか?
多くの場合、3月決算の問題ですが、たまに12月決算の問題も出題されます。
決算月を勘違いすれば、減価償却の計算、固定資産の帳簿価額など、多くの箇所で大失点してしまいます。
③単位はなにか?
〇千円なのか、〇万円なのか、様々なパターンが想定されますが、単位を間違えては大失点してしまいます。
これも事前に解答用紙、問題をチェックしてください。
④税効果は適用されているか?
主に法人税の有無ですね。これは税率を確実にチェックしておきましょう。
これまでの先入観で40%だとしてしまうと、実際は38%だった、という指示もあります。
ちなみに以前、原価計算では19%というのもありましたよね。
それと、消費税の有無にも同じように注意してくださいね。税込み、税抜きあります。
⑤期中取引があるかどうか?
期中取引がある場合は、解答に時間がかかる場合があります。
その場合は、時間配分にも十分に気を付けましょう。
⑥決算整理前残高試算表(以下、前T/B)では中身を見やすく整理しよう
前T/Bでは資産、負債、純資産、費用、収益などが含まれています。
視覚的にわかりやすいように、線を引いたりして、区分してしまいましょう。
例えば、資産と費用の境い目に太い線を引いて、見やすくします。
あと、決算整理事項もたくさんの項目がありますよね。
それでいて、文章もきつきつで書かれています。
ここも視覚的にわかりやすいように、各項目の間に線を引いて、見やすくします。
これだけで、誤読の危険性が少なくなります。
これには税理士 簿記論の総合問題テキストも参考になりますよ。
総合問題を解くテクニックが載っています。
⑦金額を解答用紙に移すだけで得点できる箇所はあるか?
法人税などの金額は、解答用紙に記入するだけで正解になることも多いです。
それと、経過勘定の金額も比較的簡単に記入できます。
ここは早い段階で記入してしまいましょう。
これをするだけでもケアレスミスがグッと減ります。
解答開始後、2~3分でこれらをチェックできるまで練習してみてください。
ケアレスミス対策はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
解答開始後はかなり緊張していると思います。
自分の型にはめる、練習をぜひしてみてください。
試験問題にのまれない練習です。
過去問を解く際にも、自分なりのテーマをもって頑張ってみてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ひろりん
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