会計人コースWebに記事を寄稿しました!

【第150回・日商簿記1級】受験生目線の思考過程と解答順序

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みなさん、こんにちは。ひろりんです。

2018年11月18日の第150回・日商簿記1級の試験から数日が経ちました。
合格を確信した方は次へのステップ、また残念な結果になりそうな方は次回への戦略や全経上級へのチャレンジを考えてるかと思います。

今回受験し、引き続きチャレンジする方向けに今回の記事を書こうと思います。
そして、私も試験問題が入手できたので少し解いてみました。
そのうえで、今回の試験問題について「受験生目線」で思考過程と解答順序を書いてみようと思います。

私の日商簿記1級の取得状況
第146回 日商簿記1級 合格 70点ギリギリ
(6回目で合格)
目次

第150回 日商簿記1級 思考過程と解答順序

商業簿記

前回149回は連結総合問題でしたね。
今回150回はこれまでの過去問によく見られるような問題だな、初見では感じました。

以下、参考までに私の問題を始める前の思考過程です。

まず注意事項

その都度四捨五入。注意注意!
「外貨」が絡んでいる。ちょっと厄介かも。「外貨」の影響がどの問題に及んでいるか要確認。またレートは混乱するので、どこかに線表をつくってまとめておかないと換算で間違えそう。
税効果考慮外!ラッキー!!!

次に期末整理事項

2「未着品」の文字。特殊商品売買か。とりあえず「商品関連」の処理は時間かかるから後回しだな。
3「条件緩和」の文字で、ちょっと身構える。計算は複雑かな?
4「事業承継」なので、他の論点とちょっと毛色が違う印象。ここはじっくり取り組んだほうがよさそう。
5「圧縮記帳」は苦手だな。でも他の受験生も苦手だろう。なので、最悪できなくても問題なしかな。でも資産除去債務は正解しないとダメかも。
6「有価証券」は外貨が少し複雑に絡んできてる。満期保有は外貨が絡んでない。でも保有目的変更?
7「経過勘定」だから、ここから攻めるか。

と、ここまで見てから、結構時間がかかると思い、通常とおり、会計学から攻めることを決める。
自分の実力とケアレスミス誘発の危険性から、できれば50分は商業簿記の解答時間が欲しい。

会計学

商業簿記で50分を確保するとなると、会計学は最大でも30分で切り上げる必要がある。
30分で終わらない場合は、とりあえずそこで切り上げて商業簿記へ移動する。

会計学は少し傾向が変わってきてますね。

以前のようにわけのわからない論点が出題されるというよりは、理論の出題形式を変化させてる感じがしました。
記述式が出題されたのはもちろんですが、正誤問題を考えさせることで間違いにきちんと気付けるか、など。

他の資格試験などでも見受けられますが、今後は「正しい選択肢はいくつあるか?」や「間違いの選択肢はいくつあるか?」などの出題もされそうな予感がします。
この出題形式が過去に出題されたかは未確認ですが、他の資格試験でこの形式の出題をされると、一気に難易度が上がります。
なぜかというと「すべての選択肢」を確認しないといけないからです。

ひとつの選択肢のみを選ぶのであれば、極端な話、一番初めの選択肢で正解が見つかれば、そのあとの選択肢は無視することができます。
しかし、すべての選択肢から個数を選ぶ場合には、そうはいきません。解答に辿り着くまで時間がかかります。
ちなみに、他の資格試験での出題では「ビジネス会計検定」でこのような問題形式の出題実績があります。

工業簿記

パッと見て「ABC」じゃない?また戦略的原価計算?と思いました。
直前に書いた以下の記事を読んでくれた人は、ABCに身構えることができたでしょうか?(そうであれば嬉しいです)

ABCということは単純な計算が多くなります。
そうなるとケアレスミスに気を付けないといけません。

そして材料の受払記録を見ると「先入先出法」でちょっと計算が厄介そうです。
ここは時間がかかるな。

原価計算

パッと見て「予算編成」?
これも直前の記事で書いた論点だ!マークしてた論点で良かった。

原価計算も計算が多そう。

でも原価計算の第2問はまずは片づけられそうかも。
とりあえずここからかな。

そのあとですが、私は工業簿記にいきます。
しかし、ここは好みの問題で、原価計算の残りを片付けてから工業簿記にいってもいいかな、と思いました。

そして作問者は原価計算の第2問のような文章問題が好きなんだな、と改めて思いました。
この形式は今後も続くかもしれませんね。

まとめ

といわけで私の解答順序は

会計学
商業簿記

(休憩)

原価計算 第2問
工業簿記
原価計算 第1問

おそらく試験冒頭の2~3分で順序を判断することになります。
まずはおおざっぱに内容をつかむ。
全体像が見えていると、軌道修正もイメージできます。

ひろりん

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この記事を書いた人

関東在住のアラフォーの男性です。
趣味は読書・企業分析・デジタル勉強法の研究。

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