みなさん、こんにちは。ひろりんです。
今日はこちらの本を紹介したいと思います。
「データセンス」の磨き方 堀口智之著
ビジネスシーンや日常の中で目にする「数字の意味」をパッと把握する感覚を、演習問題を通して磨いていく。
(「BOOK」データベースより)
著者の堀口さんは「和から株式会社」の代表で、大人のための数学教室・統計教室などを運営されています。
教室の詳細などは下記のリンクをご覧ください。
私が書籍を知った経緯
以前から統計の知識を得たいと思っていて、書店で統計に関する書籍を探していました。
そこで目に入ったのが、この書籍です。
統計を勉強するならば、当然ながら、数学や算数という科目が関係してきますよね。
そして最近、統計の知識も必要な、プログラミング言語「Python」を勉強し始めたことも関係してきます。
私は高校時代は数学に自信がありました。
一時期、大学受験の志望調査でも「数学科」を志望していました。
結果として「文学部」に入学することになったのですが、この話はまた別の機会にします(笑)
数学から離れて、ウン十年。
すっかり「数学」への苦手意識が順調にはぐくまれていきます。
日商簿記1級まで取得してみて思うのは
「数学の知識があれば、数学が得意であれば、もう少し早く合格できたかも」
ということでした。
(日商簿記1級には6回目の受験で合格しています)
しかし、この本を読んでみて、私が欲しかったのは「学生時代に勉強した数学」ではなくて、まずは、この本に書かれているような「データセンス」ではないか、と改めて感じました。
今の実力を試す「計算力」テスト
前半に「計算力」テストが用意されています。
問題数20問(1問5点)、制限時間は3分間です。
私は 35点 でした(笑)
例えば下記のような問題が20問、掲載されています。
1,000-482
1,001×23
0.25時間は何分でしょうか?
(「データセンス」の磨き方、より引用)
問題自体は時間をかければ解ける問題だと思いますが、厳しい制限時間があります。
この制限時間がクセモノです(笑)
しかし、書籍に書かれている方法を習得できれば、計算のスピードは確実はアップすると思いました。
正確な計算が必要な場面はどのくらいあるか
私たちは、普段の仕事や生活でどのくらいの頻度で正確に計算しているでしょうか。
もちろん、仕事であれば職種にもよると思います。
しかし、全体でとらえれば、ざっくり計算していることも多いのではないでしょうか?
例えば、スーパーなどでの買い物では、1円単位で計算してからレジに持っていくでしょうか。
多くの人はカゴに入れた商品の値段を「ざっくり」計算して、所持金と比較しているのではないでしょうか。
そう考えると、意外といろんな場面で「ざっくり」計算していることに気づかされます。
そして仕事、ビジネスの場面でも、電卓を出すよりも暗算で「ざっくり」計算したほうが明らかに早い場面もあると思います。
何気ない場面では正確さよりも早さが求められる場面は多いと思います。
休憩所での同僚との会話、会食時の取引先との会話などなど。
個人的にちょっと難しいところ
簿記を勉強している時に、下記のような「大きな数」が出てくることがあります。
〇〇〇千円
△△△百万円
私は、簿記の問題を解いている時に、大きな数になると瞬時に数字が読めなかったのです。
これらを早く読む方法も書籍には書かれています。
ぜひ身につけたいと思います。
あと「大きい数同士の掛け算」は私にはまだ難しかったです。
これも今後の訓練次第だとは思いますが。
「ざっくり」計算することで、人がどこまで「誤差」を許容できるか、も書かれています。
これはとても面白い内容で、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
この書籍を一度読めば、即座に計算力がアップするものではないと思います。
やはり「継続して」この書籍に書かれた方法を、実践して計算していかなければ身につかないと思います。
著者も、そのことには言及しています。
そして、書籍の中にも計算問題は多数収録されています。
しかし、いつもその書籍を持ち歩いているわけではありません。
例えば、書籍に収録されているような計算問題がpdfでダウンロードできたりとか、専用アプリでたくさん演習できたらいいな、と思いました。
これは単なる「要望」ですが(笑)
ひろりん
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